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<第5回「令和6年度初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」を開催しました>
令和7年3月4日(火)に卒後研修センター主催「初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が開催されました。今年度5回目となった今回は、本院の初期研修医1年次2名と他病院研修医1年次2名の研修医が参加しました。
本トレーニングでは、午前に動物倫理・福祉や基本的な手技について座学で学び、糸結び練習機を使用した糸紮法の練習をした後、午後には手術室で実際にブタを用いた外科手術のトレーニングを行います。胸部・腹部手術では基本手技を通して運針や機械の扱い方、指示の仕方などを学ぶことが出来ます。
受講者4名は1チーム2名ずつに分かれて、胸部手術では気管切開、開胸、肺部分切除、胸腔ドレーン留置を、腹部手術では開腹・閉腹、血管処理、胆嚢摘出、脾臓摘出、胃縫合について個別指導を受けながら、それぞれ実践しました。
本トレーニング開催にあたりご指導くださいました指導医の先生方をはじめ、ご協力いただきました関係者の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
◇◆当日の様子◇◆
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◇◆参加者からの感想◇◆
- 外科医の先生に長時間そばについて指導いただけるのは大変貴重な機会であり、縫合結紮・脾臓摘出・肺移植まで経験できたことで自信がついた。
- 普段は操作できない器具やデバイスを使って一つ一つ解説していただきながら手技を学べ、大変充実したトレーニングだった。
- 生きている豚と実際の器具を使用して手術できたこと、先生方から手厚いご指導をいただけたこと、全てが貴重な経験でとても勉強になった。
- 今回のトレーニングを通じて外科医が手術のどんなところを注目しているかをより深く理解できて、将来麻酔科医としてのキャリアに役に立つと思った。外科志望していない研修医にもお勧めです。