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概要

東北大学先端医療技術トレーニングセンター2007年1月より東北大学病院卒後研修センター及び東北大学医学部附属動物実験施設が主体となり、東北大学病院内初期研修医に対するブタを用いた外科手術トレーニングを実施してきました。
本コースは、動物倫理に関しては特段の配慮を行なっており、本コースでは、動物福祉の精神にのっとり、トレーニング前の動物の馴化、麻酔疼痛管理を行うことで動物の感じる苦痛や恐怖軽減に極力努めています。他施設では類を見ない、実験動物福祉の専門家による動物実験倫理・動物福祉の集中講義に加え、麻酔導入から搬送、手術のシュミレーションまで、実際の外科治療と同様に行っていき、手術の進め方の理解や手術器具・機械使用の習熟まで行っていきます。

 動物の苦痛軽減の方法については、動物倫理に基づいた教育研修計画書に関する審査承認を大学規定に基づき受けており、教育研修の具体的方法、想定される痛みのカテゴリーの段階的評価、動物の苦痛軽減排除の方法及び保定拘束時間、研修終了後の処置等の詳細な審査を行った上でトレーニングコースを開催しています。

 外科手術に興味ある方はもちろん、将来外科以外の科を選択する方であればより、系統的に外科手技を習得でき、かつ現場で手術を執刀している講師陣から直接指導を受けられる機会となっております。各診療科講師協力のもと、非常に良好な評価が得られ、平成20年度は東北大学病院長賞を受賞しております。

 平成21年度より本トレーニングコースを艮陵協議会年度事業の一環として拡充し、艮陵協議会関連病院で研修中の研修医に対し、ブタを用いた手術教育の場を提供し、日常の臨床現場で指導及び習得困難な基本的手技、普段経験困難な上級手技に対するトレーニングの機会を提供してきました。最近では米国外傷外科トレーニングコースATOMコース(Advanced Trauma Operative Management)も定期的に開催しています。初期・後期研修中の方はもちろん、上級医師についても本トレーニングへの参加が可能です。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

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