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<第4回「令和2年度初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」を開催しました>

令和3年1月19日(火)、卒後研修センター主催「初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が行われました。今年度第4回目となった今回は、本院より3名、他病院より2名、計5名の初期研修医に参加いただきました。

本トレーニングでは、午前に動物倫理・福祉や基本的な手技について座学で学び、糸結び練習機を使用した糸紮法の練習をした後、午後には手術室で実際にブタを用いた外科手術のトレーニングを行います。胸部・腹部手術では基本手技を通して運針や機械の扱い方、指示の仕方などを学ぶことが出来ます。

研修医は胸部と腹部の2チームに分かれ、胸部部門で気管切開、開胸、肺部分切除(肺実質の縫合)、胸腔ドレーン留置を、腹部部門では開腹・閉腹、血管処理・脾臓摘出、腸管切除・吻合を、それぞれ個別指導を受けながら実践しました。

本トレーニング開催にあたりご指導くださいました指導医の先生方をはじめ、ご協力いただきました関係者の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

◇◆当日の様子◇◆

 

 

◇◆参加者からの感想◇◆

  • マンツーマンに近い指導を頂け、縫合や結紮などの基本手技をブラッシュアップさせることができた。動物倫理の座学も、大学時代に受けたことはあったが、改めて実験動物を扱うようになった後に聴いて深い学びが得られたと感じた。飼育担当の方の講義も興味深く、違う視点での講義が聴けてよかった。また、個人的に、手技をただできるかどうか、問題なくできるかではなく、いかに綺麗にかつ無駄な動きを減らすか、なぜその動作が良いのか理屈も教えて頂けたのがすごく勉強になった。
  • 普段の研修だとなかなか主体的に行うことができない切開・縫合等を自分でできる上に、丁寧に指導頂けた。日常診療で練習する中でよくわからなかった運針の仕方も教わることができよかった。
  • 特に外科系の診療科を目指す研修医には是非ともこのトレーニングを勧めたい。手技だけでなく、実験動物の命の尊さを改めて考える機会になり、日常の診療にも活かすことができると思う。
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