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<第4回「平成30年度初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が開催されました>
平成31年1月22日(火)、卒後研修センター主催「初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が行われました。今年度第4回目となった今回は、本院の初期研修医1年次、2年次それぞれ1名ずつ、院外から1年次2名、計4名にご参加いただき、その内の2名はリピーター参加でした。
本トレーニングでは、午前に動物倫理・福祉や基本的な手技について座学で学び、糸結び練習機を使用した糸紮法の練習をした後、午後には手術室で実際にブタを用いた外科手術のトレーニングを行います。胸部・腹部手術では基本手技を通して運針や機械の扱い方、指示の仕方などを学ぶことが出来ます。
1チーム2名ずつに分かれて行った手術トレーニングでは、少人数制の個別指導を受けながら、胸部手術では気管切開、開胸、出血の対応、胸腔ドレーン留置を、腹部手術では開腹、血管処理、消化管切除、吻合、閉腹をそれぞれ実践ました。また従来のトレーニングに加えて、前回から導入した「縫合手技評価シミュレータ」を使ってトレーニング開始前と終了後に手技の上達度を確認しました。
今年度のトレーニングは残すところあと1回ですが、既に受付は終了させていただいております。来年度以降も開催する予定ですので、その際は是非ご応募ください。スケジュールは来春発表予定です。
◇◆当日の様子◇◆
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◇◆参加者からの感想◇◆
- 胸腔ドレーン挿入など、必要な手技の習熟度を高めることができた。
- 生きている豚、というwetラボで自分が術者と第1助手として執刀できた。
- 開胸や奇静脈結紮など、普段行うことの難しい手技も経験することができた。
- 一度指導医がデモンストレーションするか、研修医が1針縫ってから指導を入れた方が良いと思う。
- 手術時間をもう少し長くしてほしい。
- 今回は腹部メインだったので、胸部もしてみたいと思った。
- 2回目の参加だったが、改めて貴重な経験ができた。外科の魅力をさらに感じた。前回は胸部、今回は腹部を重点的にでき、大変満足している。
- ブタを用いたトレーニングが実質4時間程度しか行えず、時間切れになってしまう。
- 外科手技の時間の半分は指導であって、それはものすごく大事なことではあるが、実際に手を動かす時間の密度が思っていたよりなかったことは残念だった。
- 現時点で今自分には何が出来て何が出来ないのかを確認する機会になった。
- 普段の研修ではなかなか教えてもらえない結紮の方法や、腸管吻合についても時間をかけて学ぶことができた。