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<第2回「平成30年度初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が開催されました>
平成30年10月9日(火)、卒後研修センター主催「初期研修医のための動物を用いた外科手術トレーニング」が行われました。今年度第2回目となった今回は、本院の初期研修医1年次1名、院外から初期研修医1年次3名、計4名にご参加いただきました。
本トレーニングでは、午前に動物倫理・福祉や基本的な手技について座学で学び、糸結び練習機を使用した糸紮法の練習をした後、午後には手術室で実際にブタを用いた外科手術のトレーニングを行います。胸部・腹部手術では基本手技を通して運針や機械の扱い方、指示の仕方などを学ぶことが出来ます。
今回の受講生は全員初めての参加となりましたが、1チーム2名ずつに分かれて、胸部手術では気管切開、開胸、出血の対応、胸腔ドレーン留置を、腹部手術では開腹、血管処理、消化管切除、吻合、閉腹をそれぞれ実践し、少人数制の個別指導を受けながらトレーニングを行いました。
本トレーニング開催にあたりご指導くださいました指導医の先生方をはじめ、ご協力いただきました関係者の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
次回は11月20日(火)開催となります。現場で手術を執刀している先生方から直接指導を受けることが出来る貴重な機会です。来年1月に開催されるトレーニングには若干名の空席がございますので、興味のある方はぜひご応募ください。
☆詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.astc.med.tohoku.ac.jp/event/training2018.html
◇◆当日の様子◇◆
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◇◆参加者からの感想◇◆
- 人数も多すぎず充実した指導を受けられた。
- 生きた動物を用いるという大変貴重な勉学の機会となった。
- 普段の日常の研修ではなかなか経験できない、非常に貴重な経験ができた。
- 動物倫理についても考え直す機会となった。
- 内容については大変満足だが、可能ならば実際のトレーニングにもう少し時間が取れればなおさら良いと思った。
- 実際の臨床現場においてはこのように丁寧にひとつひとつご教示いただける場は少ないが、周りも初期研修医ということもあり緊張することなく実習を進められた。
- 今回学んだことを活かして外科研修を回ったあとに、改めてまた経験したい。
- 今回触れることのできなかった臓器へのアプローチや、今回行った手技をより丁寧に出血・損傷少なく実臨床に即したレベルに近づけていけるようなトレーニングがあったら良いと思う。