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<第6回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナーが開催されました>
平成28年2月20日(土)に、先端医療技術トレーニングセンターにおいて、東北大学医学部産婦人科教室,特定非営利活動法人艮陵協議会主催、東北大学医学部動物実験施設共催のもと、「第6回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナー」が行われました。
本セミナーでは産婦人科領域における腹腔鏡下手術の技術向上を目的に、縫合結紮など基本的手技から出血などのトラブルシューティングについてより実践的なトレーニングを積める場として開催しています。
内容はドライラボとウェットラボの2部に分けています。ドライラボでは、ドライボックスを使用した内視鏡下の縫合を行い、内視鏡の扱い方や縫合結紮をより理論的に理解してもらいました。ウェットラボでは、腸管、膀胱の縫合結紮、膀胱および尿管の剥離、子宮切除、断端縫合、そして各種パワーデバイスの特性を理解して使用することなどを実践しました。またアドバンストレーニングでは、骨盤リンパ節郭清を体験してもらい、インジゴカルミン液を使用したセンチネルリンパ節の検索なども行いました。
今回の参加者は、受講生7名(本院より3名、他病院より4名)と、講師の先生方および立会い業者を含めて総勢18名でした。
◇◆当日の様子◇◆
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オリエンテーション 講義 実験動物倫理・実験動物福祉 |
Dry Lab:内視鏡下の縫合と結紮 (基本と応用) |
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Wet Lab: |
◇◆参加者からの感想◇◆
- 普段、開腹でも自分でやることがない手技をラパロでできたのが、非常に良かったです。縫合はやはりしばらく練習しないと下手になります。
- 少人数でじっくりと実習ができたので、苦手な縫合も少し自信が持てるようになりました。このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。
- 今回のトレーニングで日頃の鍛錬が必要ということを身にしみて感じました。午前中のドライボックスの時間をもう少し短くして豚ラパロに触れる時間を長くしても良いかなと思いました。とても勉強になる機会を与えていただきありがとうございました。
- とりあえず今日の目標は達成したので満足です。やる気が出てきて、縫合とかも練習したくなったらまた参加します。
- 出血への対応など、実際の手術ではあまり経験できない手技も学べたので良かったです。