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<山羊の頭頸部標本を用いた第2回頸部手術トレーニングを行いました>
平成27年11月12日(木)に、先端医療技術トレーニングセンターにおいて、山羊の頭頸部標本を用いた第2回頸部手術トレーニングを開催しました。
前回(10月12日)は主として山羊の咽頭、喉頭が手術トレーニングに使用できるかどうかの検証を行い、舌骨の形状が異なること、甲状腺峡部が存在せず両葉が分かれている事の他は、ヒトと比較して喉頭、気管、下咽頭の形態に大きな違いがないことが分かりました。
そこで今回はより実践的な手術(喉頭全摘術)のトレーニングを行いました。喉頭全摘術の執刀経験のない受講者に執刀してもらい、喉頭全摘から咽頭縫合、永久気管孔形成まで経験してもらいました。
執刀した先生からは、「これまで助手の経験は何回もあるが、実際に自分で執刀してみないと分からないことも多く、非常にためになった」との意見、専門医(卒後16年目)の先生からは、「若い先生のみならず、自分自身でもこれまで執刀経験のない術式を実施する前にトレーニングを行いたい」との意見をもらい、とても有意義な実習となりました。
加藤健吾(耳鼻咽喉・頭頸部外科)
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