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<第5回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナーが開催されました>

9月26日(土)に、先端医療技術トレーニングセンターにおいて、東北大学医学部産婦人科教室,特定非営利活動法人艮陵協議会主催、東北大学医学部動物実験施設共催のもと、「第5回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナー」が行われました。

本セミナーでは産婦人科領域における腹腔鏡下手術の技術向上を目的に、縫合結紮など基本的手技から出血などのトラブルシューティングについてより実践的なトレーニングを積める場として開催しています。

内容はドライラボとウェットラボの2部に分けています。ドライラボでは、ドライボックスを使用した内視鏡下の縫合を行い、内視鏡の扱い方や縫合結紮をより理論的に理解してもらいました。ウェットラボでは、腸管での縫合結紮(単結紮、連続縫合)、膀胱および尿管の剥離、子宮切除、断端縫合、そして各種パワーデバイスの特性を理解して使用することなどを実践しました。またアドバンストレーニングでは、リンパ節郭清を体験してもらい、インジゴカルミン液を使用したセンチネルリンパ節の検索なども行いました。

今回の参加者は、受講生6名(本院より3名、他病院より3名)と、講師の先生方および立会い業者を含めて総勢16名でした。

 

◇◆当日の様子◇◆

開会挨拶,オリエンテーション Dry Lab:縫合結紮(基本と応用)
  講義  実験動物倫理
実験動物福祉
   

Wet Lab・Advance

 

 

◇◆参加者からの感想◇◆

-受講生―

  • 今回、ブタは解剖学的に人間に近く、改めて解剖の復習になった。手技に関しては、最初にドライボックスで練習した後に実際にブタで実習することにより、実際の感覚との違いを感じることができた。
    これを機に日頃より練習していきたい。
  • 大学に来て久しくLaparoに触っていなかったので、良い刺激になりました。定期的に開催していると手術機会が無くても練習を続けるための動機づけになるのでありがたいです。
  • 運針や結紮を腸管や膀胱で行えたのが良かったです。今回はリンパ節を見に行ったりしたので、腹腔鏡下での悪性腫瘍手術に入る際のイメージができました。
  • 剥離、縫合操作など勉強できて良かったです。ご指導いただき、ありがとうございました。

 

―講師―

  • 若手Dr.のトレーニングに非常に有効と思います。ブタの命を無駄にしないように更に技術の向上に努めていきたいと思います。
  • このセミナーを継続することを望みます。ラパロに対するモチベーション向上、意識が高まると思います。(特に若手Dr.)
  • 自分も含めセミナー前にもう少しドライで練習してくるともう少し充実したトレーニングになると思います。今後は太い血管の損傷の対処などトレーニングしたいです。

 

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