<第4回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナーが開催されました>
6月5日(金)に、先端医療技術トレーニングセンターにおいて、東北連合産科婦人科学会,日本産科婦人科学会・プロジェクトplus one セミナー主催、東北大学医学部産婦人科教室,東北大学医学部動物実験施設共催のもと、「第4回東北大学産婦人科腹腔鏡下手術トレーニングセミナー」が行われました。
本セミナーでは産婦人科領域における腹腔鏡下手術の技術向上を目的に、縫合結紮など基本的手技から出血などのトラブルシューティングについてより実践的なトレーニングを積める場として開催しています。
内容はドライラボとウェットラボの2部に分けています。ドライラボでは、ドライボックスを使用した内視鏡下の縫合を行い、内視鏡の扱い方や縫合結紮をより理論的に理解してもらいました。ウェットラボでは、腸管手操り,切開・止血,縫合結紮,子宮の切断,断端縫合,尿管剥離,膀胱切断・縫合、アドバンストレーニングとしては、骨盤リンパ節郭清を行いました。
今回の参加者は、受講生9名(本院より1名、他病院より8名)、見学者12名(他病院の先生、本院産婦人科5年生、業者様含む)と講師の先生方を含めて総勢29名でした。
セミナー終了後に受講生に「受講証」が手渡されました。
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参加者の声
- 医師6年目 女性 –
普段から腹腔鏡手術のトレーニングはしていましたが、なかなか生体で練習する機会はなかったのでとても良い機会でした。
骨盤リンパ節郭清もはじめてできて、とても勉強になりました。帰ったら日常臨床に生かしたいと思います。
ブタさん、センターの方々にとても感謝です。ありがとうございました。
講師の声
- 産婦人科 渋谷祐介 -
今回は東北6県の後期研修医の方々に集まってもらい、セミナーを開催しました。
受講生の中には、自分でドライボックスを作って腹腔鏡下手術の練習を行っている方も多く、腹腔鏡手術への熱意を感じます。実際手術を執刀した回数は少なくても、ウェットラボでの手の動きは自然で日頃の練習の成果が見て取れました。
皆さんの手技が丁寧で出血もさせなかったので、骨盤リンパ節郭清など、ブタさんの骨盤を100%生かしたトレーニングができたと思います。